2023年5月2日から全米脚本家組合(WGA)が15年ぶりのストライキを表明。
この影響で『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン5、『コブラ会』の新シーズン、『ゲーム・オブ・スローンズ』の前日譚など多くの作品の制作が中断。
それから約3ヶ月後の先週、全米脚本家組合(WGA)は規制当局に対してNetflix、アマゾン、ウォルト・ディズニーの規制と監視の強化を訴えるため文書を提出。
ストリーミング事業は年々、会員数が増え、料金が上がる一方で、脚本家、プロデューサー、ショーランナーの収入が減少していることを訴えました。
ストリーミング事業を展開するアップルやグーグルはこれに含まれておらず、名指しされたのはNetflix、アマゾン、ウォルト・ディズニーの3社だけ。
連邦取引委員会の委員長リナ・カーンはポッドキャストで「企業が顧客に対して高額な料金を請求する一方で、脚本家やプロデューサーの収入は減少しています。その影響でコンテンツの質が低下していると訴えられています。今の市場がクリエイターやユーザーのためになっていないことを示す危険信号を多く目にするようになりました」と、全米脚本家組合の要請に言及。
全米脚本家組合とスタジオ側は交渉の席に付きましたが、まだ合意には至らず。
さらに、7月からハリウッド俳優組合も賃金の値上げなど労働条件の改善を求めて、43年ぶりにストライキを決行していて、今回のストライキは長期戦になりそうです。
2023年8月23日
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