
Netflixでデンマーク発の大ヒット犯罪ミステリー『特別捜査部Q』(Dept. Q)のドラマシリーズが2025年5/29日 (木)から配信開始予定。
Netflixによってイギリスでリメイクされることが発表され、世界中のファンやミステリーファンの間で話題を呼んでいます。
原作はユッシ・エーズラ・オールスンによる人気小説シリーズで、これまでに本国デンマークで映画化もされて大ヒットを記録。
イギリス版ではどのようなアプローチがなされるのでしょうか?ここでは注目すべきポイントをいくつかご紹介します。
舞台はコペンハーゲンからエディンバラへ
原作ではデンマークが舞台となっていましたが、リメイク版ではスコットランドのエディンバラが舞台。北欧特有の静謐で陰鬱な空気から、イギリス特有のユーモアを交えた社会階層や都市の雑踏がどのように描かれるのかが最大の見どころです。
キャスティング:新たなカールは誰に?
シリーズの中心となるのは、トラウマを抱えた警部補カール・マークと、思慮深く献身的なパートナーのアサド。Netflix版で刑事カール・マークを演じるのは『グッド・ワイフ』のフィン・ポーマー役で知られるマシュー・グード、ミレーデ・ルンゴー役は映画『EMMA エマ』のクロエ・ピリー。
そのほか、『Annika』のスコットランド・エディンバラ出身のジェイミー・サイブス、『トレインスポッティング』のケリー・マクドナルドなどが出演しています。
Netflix版『窓際のスパイ』に?
Apple TV+を代表するドラマになった『窓際のスパイ』。『窓際のスパイ』はイギリスMI5の落ちこぼれエージェントたち、通称スローホースが活躍するドラマですが、『特別捜査部Q』でも何かしら問題を抱えた人間が集まっています。
英国発の知的・重厚サスペンスシリーズという立ち位置を確立し、長期的な人気シリーズへと発展する可能性を秘めているかもしれません。
『クイーンズ・ギャンビット』のスコット・フランクがプロデュース──映像美と緻密な脚本に期待
今回のイギリス版『特別捜査部Q』で製作総指揮を務めるのはスコット・フランク。Netflixですでに『クイーンズ・ギャンビット』、『ゴッドレス -神の消えた町-』のドラマ2作品を大ヒットさせていて、世界的な成功を収めたクリエイター。
緻密な構成と美しい映像演出、そしてキャラクターの心理に深く迫るストーリーテリングで高く評価されてきました。
スコット・フランクが手がけるというだけで、単なる犯罪ドラマを超えた「ドラマとしての完成度」への期待が膨らみます。
また、フランクは『LOGAN/ローガン』や『マイノリティ・リポート』など映画の脚本でも評価されており、ジャンルを問わず「物語に奥行きを与える名手」として知られています。
Netflix 『特別捜査部Q』 予告編
2025年5月26日
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