全米脚本家組合（WGA）が2023年5月2日から15年ぶりのストライキに突入。

Netflixの人気ドラマシリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』で制作を務めるダファー兄弟はこのストライキの支持を表明。

契約が公正になり、ストライキが終了しない限りプロジェクトを進行することは「不可能」と発言し、6月から撮影開始予定だった『ストレンジャー・シングス 未知の世界』の最終シーズンであるシーズン5の制作中断が決定。

今回のストライキの背景にはNetflixを含む急速に広まったストリーミング・サービスの影響が大きく、ビジネスモデルが変わった現代に合った脚本家たちの待遇改善が求められていて、報酬増額、脚本家を保護するためにAIの使用制限などの交渉が行われています。

2007年11月5日に決行された前回の脚本家ストライキは約100日間続き、多くのプロジェクトが中止になり、失業者や経済損失を出し、混乱が生じました。

今回のストライキの影響はほとんどの大手スタジオに及んでいて、『ストレンジャー・シングス 未知の世界』のほかにも、『コブラ会』の新シーズン、『ゲーム・オブ・スローンズ』の前日譚、『ハンドメイズ・テイル／侍女の物語』の新シーズンなど多くの人気・話題作の制作中断が明らかになっています。




2023年5月10日